観察減価法 かんさつげんかほう
depreciation method based on observation
建物の減価額を求める方法の一つです。
対象不動産について、設計、設備などの機能性、維持管理の状態、補修の状況、付近の環境との適合の状態など、減価の実態を調査することによって減価額を直接求めます。
対象不動産の実態を調査して求めるので、耐用年数に基づく方法で見逃された減価要因の把握が可能。
減価は、単に経年に伴う劣化だけではなく、マーケットにおける価値判断も考慮する必要があります。
そのため、減価償却的な考え方だけではなく、「耐用年数に基づく方法」と「観察減価法」の2つの方法を併用して求めなくてはなりません。
両方法を併用することで、相互に補完することができます。