空中権 くうちゅうけん
air space rights
土地の上空の空間の一部を使用する権利、または未使用の容積率を移転する権利。
有名なところでは、東京駅丸の内駅舎改修の際などに取り入れられた手法です。
土地にはそれぞれ「容積率」が定められていて、土地に対して建物の規模が制限されています。
東京駅の場合は、低層の駅舎で、指定の容積率の上限に達していませんでした。
その未利用の容積率を、空中を使ってよい空中権として、近隣の土地所有者に売却。
駅舎の改修費用として活用しました。
ただし、空中権の売却ができる場所は「特定容積率適用地区」に限定されているため、丸の内や新宿などの高度な利用を促進すべき地区に限られています。