法定地上権

法定地上権 ほうていちじょうけん

Legal ground rights

不動産競売が行われる場合に、法律によって設定されたとみなされる地上権のことです。

例えば、土地と建物が同一の所有者Ａとして、借金を返済できず、抵当権が実行・競売にかけられ、土地の所有権が第三者Bに移転しても、Aのために自動的に地上権が成立することになります。

この場合、地代は当事者の請求により、裁判所が定めることとされています。

なお、法定地上権が成立する要件は、以下の通りです。

・抵当権の設定時に、土地に建物が建っていること

・抵当権の設定時に、土地と建物の所有者が同一であること

・土地、建物の両方あるいはいずれかに抵当権が設定された場合

・抵当権の実行により、土地と建物の所有者が異なった場合

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