発展を招く吉相の土地、四神相応の地
こんにちは!
本日8月9日、夏の暑さが本格的になってまいりました。
むかえ不動産鑑定事務所の助手・とんです。
当事務所のある練馬区は、埼玉の熊谷、群馬の館林と並んで、暑さには定評のある街。
その暑さのわけは、練馬区の位置。
東京湾から吹いてくる海風が、汐留地区をはじめとする臨海部に建設された巨大ビル群、六本木、渋谷、新宿など副都心のビル郡の上を通過して、猛烈な勢いで上空の温度を上昇させます。
その風下に位置しているのが練馬区で、ビル群により上昇した風が練馬区の最高気温を押し上げています。
いわゆるヒートアイランド現象の犠牲になっている地区が練馬区なのですね。
たしかに、汐留のビルがなかった頃の方が涼しかった……。
今回のすまいの風水教室では、土地の話をさせていただきます。
良い土地を探し出すために活用された風水
風水の特徴は、占いではなく、環境学であり、「環境が運を決める」ということ。
前世から定まっている「宿命」や、人間の意志に関わらず巡ってくる幸、不幸の「運命」とは違い、衣・食・住、行動など、自分の環境すべてを整えて運を開いていく、開運のための環境学が風水です。
また、一口に風水といっても、種類があり、次の3つに分類できます。
1.広範囲の地形を対象とする国家や都市を作るための「地理風水」
2.父母や先祖を何処に埋葬するかなど死者を埋葬する墓を対象とする「陰宅風水」
3.生きた人間が生活する住まいを対象とする「陽宅風水」
ただ、(2)の陰宅風水は、日本では墓地や霊園の場所が決まっているため、ほとんど利用されていません。
地理風水と陽宅風水が、良い土地を探し出すための知恵としても活用されてきました。
以前のブログ「信じる?都市伝説」で取り上げた通り、京都や東京は、風水をベースにしてつくられた都市として知られています。
遷都する際に、まずはその土地の選定から始めます。
その基準となるのが、「四神相応(しじんそうおう)」。
四神というのは、中国の神話などに登場する守り神です。
東西南北それぞれに守り神がいます。
東の守り神は「青龍(せいりゅう)」、西は「白虎(びゃっこ)」、南は「朱雀(すざく)」、北は「玄武(げんぶ)」。
そして、青龍は流れる川、白虎は大きな道、朱雀は広く開けた湖沼、玄武はそびえる山を意味しています。
つまり、東に青龍の宿る清い川が流れ、西に白虎の宿る大きな道が続き、南に朱雀の宿る広く開けた湖沼があり、北に玄武の宿るそびえる山がある土地が「四神相応の地」と呼ばれ、自然環境の恩恵を最も受ける良い土地ということです。
では、江戸のケースをみてみましょう。
江戸は、東に平川(現・神田川)、西に東海道、北に富士山、南に江戸湾(現・東京湾)があります。
このような四神相応の地は、地理風水として都市づくりに活用されてきたものです。
そのため、個人が良い土地を探す際に重要なのは、土地の形や土壌の質です。
特に土壌の質については、重要と言われていますので、地歴をしっかりと調べてみてくださいね。
「御朱印ガール」におすすめ!京都の「五社めぐり」
近年のパワースポットブームにより社寺仏閣を訪れる女子が増えています。
そして、参拝をした際にいただける御朱印を集める女子を「御朱印ガール」と呼んでいるのです。
そんな御朱印ガールにおすすめしたいのが、平安京ゆかりの土地をめぐる京都の「五社めぐり」。
四神相応の考え方をベースにつくられた京都の東西南北に位置する神社参拝し、御朱印を集めるご利益めぐりです。
すべての朱印を集めると、最後の神社で「満願記念品しおり」がもらえるとのこと。
ぜひ、五社めぐりをして、四神相応のパワーを感じてみませんか。
もちろん、御朱印ガールでない方にもおすすめですよ。
方角 | 神社名 | エリア |
---|---|---|
中央 | 平安神宮 | 岡崎・吉田・鹿ケ谷 |
北 | 上賀茂神社 | 北山・上賀茂 |
東 | 八坂神社 | 祇園・東山 |
南 | 城南宮 | 鳥羽・竹田・淀 |
西 | 松尾大社 | 松尾・桂・西京極 |
助手 とん
宅地建物取引士・編集ライター。
宅建士のほか、カラーコーディネーターの資格を保有。
大学卒業後、情報誌編集、キャリア系ライターなどを経て、むかえ不動産鑑定事務所助手に。
編集時代には芸能人インタビュー記事や表紙のディレクションなどを担当。
ライター時代には、法科大学院や大学・大学院などの取材記事(お堅い記事)を執筆。
なぜか、むかえ不動産鑑定事務所に迷い込む。
趣味は、イヤミス小説を読むことと、暗渠散歩。