家の方位を正確に把握して、風水の効果をアップ!
むかえ不動産鑑定事務所の助手・とんです。
少し間を置いていましたが、5回目の連載となる「すまいの風水教室」です。
今回はようやく実践編。
ご自身のお住まいをもとに正確な方位を把握してみましょう。
中心点を求めるには、図面をチェック
風水の効果で運気をアップさせるためにも、風水を取り入れる前に、自宅の方位をきちんと把握しましょう。
まずは、家の中心点を出します。
家の図面をみてください。
図面をみて、家の形がシンプルな四角形であれば、中心を求めるのは簡単です。
2本の線が交わった箇所が中心点です。
図面上で、出っ張り(張り)や欠けている部分がある場合は、シンプルな四角形よりも中心点を求めるのが難しくなります。
1辺の1/3以内の出っ張りがあるときは「張り」、1/3以上の出っ張りがあるときは、その残りの部分を「欠け」と考えます。
もし、張りや欠けがある場合には仮の方形をつくり、対角線を引きます。
例えば、張りがある場合、面積が小さい部分を除いて、シンプルな四角形にしてから対角線を引きます(図A)。
そして、欠けのある場合には、掛けている部分を補足して、対角線を引いてください(図B)。
もっと複雑な形の場合もあります。
張りと掛けが両方ある場合(図C)やL字型(図D)、凹型(図E)、三角形(図F)など。
その場合の中心点の求め方は下記の通りです。
八方位に当てはめてみましょう!
方位磁石で見取り図の真北を調べてみてください。
方角がわかったら、見取り図の中心点から真北に線を引き、八方位に当てはめていきましょう。
八方位は、北から左右に22.5度ずつ、合計45度が北のセクションとなります。
残りを45度ずつ区切ります。
上の例では、北に玄関、北東に浴室に洗面所、トイレがあり、キッチンは東です。
家の中心は廊下。
鬼門の北東に水回りがあるのは、風水的には「鬼門や裏鬼門の方角に三備を設けず」と言い、あまり良い間取りではありません。
ただ、そんな間取りでも、運気を変える方策を取れるのが風水の良いところ。
少し面倒ではありますが、まずは方位を把握してみてくださいね。
助手 とん
宅地建物取引士・編集ライター。
宅建士のほか、カラーコーディネーターの資格を保有。
大学卒業後、情報誌編集、キャリア系ライターなどを経て、むかえ不動産鑑定事務所助手に。
編集時代には芸能人インタビュー記事や表紙のディレクションなどを担当。
ライター時代には、法科大学院や大学・大学院などの取材記事(お堅い記事)を執筆。
なぜか、むかえ不動産鑑定事務所に迷い込む。
趣味は、イヤミス小説を読むことと、暗渠散歩。