激変!?借りて住みたい街ランキング2021
コロナ禍で価値観が変化?
短期的(賃貸)・長期的(購入)で志向性が二極化
住生活情報サービスを提供する株式会社LIFULLが、『2021年 LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング』を発表しました。
このランキングでは、住みたい街を「借りて住みたい(賃貸志向)」と「買って住みたい(購入志向)」にわけて集計。
「LIFULL HOME’S」に掲載された物件のうち、借りて住みたい街は賃貸物件の順位、買って住みたい街は購⼊物件の順位になっています。
では、2021年のランキングをご紹介いたしましょう!
借りて住みたい街ランキング
位 | 駅名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 本厚木(小田急小田原線) | 神奈川県 |
2 | 大宮(JR東北新幹線ほか) | 埼玉県 |
3 | 葛西(東京メトロ東西線) | 東京都 |
4 | 八王子(JR横浜線ほか) | 東京都 |
5 | 池袋(JR山手線ほか) | 東京都 |
6 | 千葉(JR総武線ほか) | 千葉県 |
7 | 蕨(JR京浜東北・根岸線) | 埼玉県 |
8 | 三鷹(JR中央線ほか) | 東京都 |
9 | 柏(JR常磐線ほか) | 千葉県 |
10 | 川崎(JR東海道本線ほか) | 神奈川県 |
買って住みたい街ランキング
位 | 駅名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 勝どき(都営大江戸線) | 東京都 |
2 | 白金高輪(東京メトロ南北線ほか) | 東京都 |
3 | 本厚木(小田急小田原線) | 神奈川県 |
4 | 三鷹(JR中央線ほか) | 東京都 |
5 | 北浦和(JR京浜東北・根岸線) | 埼玉県 |
6 | 八王子(JR横浜線ほか) | 東京都 |
7 | 柏(JR常磐線ほか) | 千葉県 |
8 | 目黒(JR山手線ほか) | 東京都 |
9 | 恵比寿(JR山手線ほか) | 東京都 |
10 | 東京(JR東海道新幹線ほか) | 東京都 |
実は、このランキング、「借りて住みたい街」が昨年の結果と比べて激変しています。
昨年(2020年)のランキングをチェックしてみましょう。
借りて住みたい街ランキング
位 | 駅名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 池袋(JR山手線ほか) | 東京都 |
2 | 葛西(東京メトロ東西線) | 東京都 |
3 | 川崎(JR東海道本線ほか) | 神奈川県 |
4 | 本厚木(小田急小田原線) | 神奈川県 |
5 | 大宮(JR東北新幹線ほか) | 埼玉県 |
6 | 三軒茶屋(東急田園都市線ほか) | 東京都 |
7 | 八王子(JR横浜線ほか) | 東京都 |
8 | 荻窪(JR中央線ほか) | 東京都 |
9 | 吉祥寺(JR中央線ほか) | 東京都 |
10 | 北千住(東京メトロ千代田線ほか) | 東京都 |
買って住みたい街ランキング
位 | 駅名 | 都道府県 |
---|---|---|
1 | 勝どき(都営大江戸線) | 東京都 |
2 | 恵比寿(JR山手線ほか) | 東京都 |
3 | 三鷹(JR中央線ほか) | 東京都 |
4 | 北浦和(JR京浜東北・根岸線) | 埼玉県 |
5 | 東京(JR東海道新幹線ほか) | 東京都 |
6 | 八王子(JR横浜線ほか) | 東京都 |
7 | 浦和(JR京浜東北・根岸線) | 埼玉県 |
8 | 町田(小田急小田原線ほか) | 東京都 |
9 | 二子玉川(東急田園都市線ほか) | 東京都 |
10 | 大井町(JR京浜東北・根岸線ほか) | 東京都 |
いかがでしょう。
昨年の借りて住みたい街トップ10には、東京都の駅名が7つもランクインしていたのに対して、2021年には4つに減っています。
2021年ランキングの赤字で表記しているのは、2020年にはトップ10に入っていなかった駅名です。
2020年ランキングの青字で表記しているのは、2021年にはトップ10に入らなかった駅名です。
2021年のランキングから、三軒茶屋・荻窪・吉祥寺・北千住が消え、三鷹がランクインしました。
そして、千葉・蕨・柏がランクイン。
郊外化の傾向がみえる結果となりました。
その理由は、「低家賃」「都内へのアクセスのしやすさ」「ターミナル駅で生活利便性が担保できる」など。
新型コロナウイルスの収束がみえない今、郊外を志向する方が増えているようです。
また、住民基本台帳人口移動報告(総務省統計局)によると、東京都では2020年7~12月まで6カ月連続で人口が減少しています。
これに対して、「買って住みたい街」では、昨年のトップ10には、東京都の駅名が8つランクイン、2021年にはひとつ減って7つとなりました。
2021年のランキングから、浦和・町田・二子玉川・大井町が消え、白金高輪・本厚木・柏・目黒がランクインしました。
買いたい街ランキングでは、新型コロナウィルス収束後を見据えて、利便性や資産価値重視。
都心を志向するという傾向は、そのまま見受けられるものの、本厚木や柏といった通勤・通学可能な準近郊のベッドタウンへの関心も高まっているようです。
最後に、2021年のランキングの昨年比を可視化した図をご紹介します。
図をみると、借りるのと買うのでは傾向が逆になっているのがわかります。
依然、緊急事態宣言下に置かれている現在、新型コロナウィルスの収束後どんなライフスタイルがとれるのか見通しを立てることは難しいかもしれません。
ただ、ひとつはっきりしているのは、ビジョンと戦略を持ち、さらに資産性を考慮しておうち選びをしている方が多いということです。
むかえ
これだけ、コロナ禍の状態が続くと、動く人も多いということかな。
助手・とん
やはり、東京の家賃は割高ですから……。
通わなくていいなら、郊外でいいかなってことですよね。
住みやすいし、買いやすい。
もっと注目してもらえるといいな。
本当に住みやすい街ランキングの2位に、練馬区の大泉学園が入っているくらいですから。
それに、杉並区や中野区もおすすめ。
当事務所は、練馬区・杉並区・中野区を拠点としているから、もっとこのエリアの良さをアピールしていかなくちゃね。