雑記

東京都練馬・杉並・中野区を拠点として不動産売却・購入までサポートするむかえ不動産鑑定事務所によるブログの「雑記」カテゴリの記事です。

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不動産鑑定士の役割って?

2020年1月も残るところあとわずかとなってまいりました。

年初には、目標や夢を考えたり、訴えたりすることが大切だと言われています。

その際に、課題について把握し、どのように目標や夢を実現していくのか、考えることも多いですね。

今年1年を充実させたいと考えているならば、1月に1年の計を立てるべきではないか、ということで、まずは不動産鑑定士にとっての課題を考えてみます。

今年はいよいよ2020、ということで、東京オリンピックという明るい話題がある一方で、日本が抱える問題としては、人口減少・少子高齢化・所得格差・災害・異常気象、さらに不動産に関わる問題としては、所有者不明土地問題・
空き家問題など、さまざまな課題が山積みです。

こうした課題に対して、不動産鑑定士が専門能力を発揮して、お役に立てることはというと、所有者不明土地問題と空き家問題は当然のこととして、災害時における住家被害認定調査、罹災証明書発行現場での総合支援を始めとした被災地・被災者支援活動があります。

本当に困っている方々のお役に立てるように、しっかりと役割を果たしていかなければなりません。

また、不動産鑑定士協会が掲げているチャレンジとして、住宅ファイル制度、JAREA HAS の開発を始めとした建物評価の推進などがあります。

既存住宅の流通を活性化させるために、不動産鑑定士として住宅分野への関りを深めていくことが重要です。

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助手・とん

これは、不動産鑑定士の役割、そして課題ですね。

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むかえ

「不動産鑑定士=不動産鑑定業務」というのがこれまでのイメージだったと思うけれど、これからは、調査・分析などの情報提供業務や知見を生かしたコンサルティング業務の割合が高まってきそうだね。

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例えば、空き家問題では、どのように役立つことができるのですか?

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不動産鑑定士は、不動産の価格について判断するだけでなく、不動産の利用について、最も有効な活用方法や相続に関するアドバイスができる。

だから、相続税などの対策に基づく鑑定評価はもちろん、その市場性や地域社会の動向を踏まえて、売却や賃貸などの最適な提案が可能なのだよね。

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では、国をあげて推進している既存住宅の流通活性化についてはどうでしょう。

不動産鑑定士が関わる局面ってあるのですか?

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そうだね、例えば、近畿不動産活性化協議会が中心となって展開している「住宅ファイル制度」があるよ。

この制度では、宅地建物取引士と建築士(インスペクター)と防蟻業者がそれぞれ調査し、それを報告書にまとめ、それらの報告書をもとに不動産鑑定士が住宅価格調査を行い、「住宅ファイル報告書」をまとめる。

宅地建物取引士や不動産鑑定士など、不動産のスペシャリストによって既存(中古)住宅をあらゆる観点から公正に診断し、「売主」「買主」の双方に開示することで円滑な取引を促すことを目的にしているよ。

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なるほど、不動産鑑定士の役割も多岐に渡ってきているのですね……。

不動産鑑定士の役割の変化を捉えつつ、むかえ不動産鑑定事務所の目標も考えなければならないって、よーくわかりました。

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