
前回のコラムでは、練馬・杉並・武蔵野の境界線エリアに漂う「早稲田」の身近な日常についてお話ししました。今回は、昨年の練馬まつりで体感した『あしたのジョー』の熱気、職場の先生のジョー愛、うん十年前の鼓笛隊パレードの甘酸っぱい思い出、そしてウエストサイド(練馬・杉並・中野など)の個性あふれるお祭り文化と「街に住む本質的な価値」を結びつけるエッセイです。
🥊 高野台のジョーと、練馬文化センターで響いたあおい輝彦さんの生歌
練馬区は「ジャパンアニメーション発祥の地」として知られ、区内全20駅にアニメ作品の観光案内板が設置されています。我がむかえ不動産鑑定事務所がある「練馬高野台駅」の案内板は、ちばてつや先生のお宅が近い縁もあってか『あしたのジョー』の名場面!
実はうちの先生(所長)は大のジョー好きで、Amazon Primeで『あしたのジョー』も『あしたのジョー2』も一気見してしまうほど。昨年の「練馬まつり」で、練馬駅近くの練馬文化センター大ホールにて『あしたのジョー 劇場版』の上映会があると知るやいなや、翌日にはチケットを確保しに走っていたほどです。(※今年の練馬まつりでは『あしたのジョー 劇場版2』の上映会があり、これも予約しました!)
当日は映画の上映だけでなく、矢吹丈役の声優を務めたあおい輝彦さんのトークショー、そして『あしたのジョー』主題歌の生歌まで聴くことができました。
尾藤イサオさんの歌も素敵ですが、あおい輝彦さんの生歌はまるでジョー本人が目の前で歌っているかのようで、感動しましたね。いまやネットで誰でも気軽に発信でき、表現の場が広がっている世の中ですが、その道で何十年も第一線で活躍してきた「本物のプロの凄み」を感じることができる貴重な体験となりました。
🥁 鼓笛隊の記憶と、ウエストサイドの個性派祭り
遡ること「うん十年」前、私が通っていた小学校がこのお祭りで鼓笛隊パレードをつとめ、私も鼓笛隊を先導する指揮者の一人として参加しました。「指揮者」というと立派に聞こえますが、一番前に立って長い棒を手首のスナップで上下させながら歩くだけ。楽器音痴・リズム音痴だった私は「指揮者で助かったー」と胸を撫で下ろした甘酸っぱい思い出があります。

時を経て同じお祭りに参加したわけですが、この練馬・杉並・中野といったウエストサイドには、地域に根付いた魅力的なお祭りがたくさんあります。杉並区なら中央線カルチャーと融合した「阿佐ヶ谷七夕まつり」や「高円寺阿波おどり」。中野区ではDJや豪華ゲストが登場し、洋楽ロック(ボン・ジョヴィなど)で踊り明かす「中野駅前大盆踊り大会(通称:盆ジョビ)」が近年大人気!練馬区でも練馬まつりのほか「よさこい祭り」などが賑わいを見せています。

目黒のさんま(グルメ)、世田谷ボロ市(大衆カルチャー)、府中のくらやみ祭り(奇祭)など、ウエストサイドには個性的でユニークなイベントが目白押しです。
私たちが暮らす街を選ぶ際、利便性や安全性、資産性、防災、子育て環境といったスペックを求めがちですが、そこに「街とどれだけ関われる機会があるか」という指標を入れると、人生(明日)に少しだけ彩りが加わるかもしれません。ぜひ、みなさんも街のイベントに参加してみてくださいね。
【当コラムについて】
本連載「とん助手ジャーナル」は、むかえ不動産鑑定事務所(執筆:とん助手)独自の企画・著作物です。
練馬区および近隣エリアの地歴・地域カルチャーと、不動産鑑定の評価姿勢を温かみのあるエッセイとして届けるオリジナルコンテンツです。
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とん助手 (とんじょしゅ)
練馬育ち | 宅地建物取引士
練馬で育ち、この街の変遷や歴史(地歴)を肌で感じながら育った宅地建物取引士。「誰もが売り込まれずに、安心して本音を話せる場所を作りたい!」という自身の経験から生まれた強い想いで、皆様の相談窓口を担当しています。地元の細かな道から学区のブランド価値まで知り尽くす生粋の練馬っ子ならではの視点で、難しい書類や手続きも優しくナビゲート。ブログでは、地元の愛おしい記憶を言葉に紡いでいます。
思い入れや思い出が詰まった大切な土地・お住まい、
その“本当の価値”を見つめ直してみませんか?
不動産の価値は、単なる利便性や築年数といったスペックだけで決まるものではありません。
その土地が育んできた文化や、住まう人が「街と関わる機会」を通じて育む愛着こそが、本質的な価値の土台となります。
むかえ不動産鑑定事務所では、数値上の相場比較にとどまらず、街の歴史や暮らしの温もりに寄り添う視点から、あなたの大切な資産の「真の姿」を丁寧に解き明かします。相続・資産見直し・素朴な疑問まで、どうぞお気軽にご相談ください。


