
西武沿線の各駅に息づく“推し獅子”の気配を、街歩きの目線でゆるく紐解くMY MEMORY JOURNAL番外編。
西武線沿線・練馬育ちのとん助手が、西武ライオンズが仕掛ける「圧倒的至近距離」の戦略を手がかりに、駅と街の魅力をていねいに拾いあげていく企画です。
むかえ不動産鑑定事務所は、西武ライオンズを、そして西武線各駅の街を応援しています、ということで、第13回の新井薬師前編、行ってみましょう。
「たいし」と「やくし」の語感リンク!?新井薬師前駅の豆田投手愛
西武新宿線の各駅が熱い「推し獅子」を掲げるなか、今年から新井薬師前駅を担当しているのが豆田泰志投手!2024・2025年を担当したシンクレアジョセフ孝ノ助選手(「しんくれあ」と「あらいやくし」の語感つながり!?)からバトンを受け継ぎました。
豆田投手(泰志:たいし)に決まった理由も、やはり「新井薬師(やくし)」との語感のノリ……!?なんてニヤリとしてしまいます。
そんな新井薬師前駅の推しっぷりは、南北の改札でそれぞれ違った顔を見せてくれます。北口改札の真横には、セットポジションで構える背中越しのB0ポスターと手作りメッセージ。さらに「ホームが狭くなっております」という案内の上には、AO FES仕様の腕組みポスターが添えられていて、ちょっとした緊張感をフッと和らげてくれる優しさがたまりません!
一方の南口には、グローブを手にしたB1ポスターと「交流戦2026初優勝!」の祝勝ビジュアルが。地下化工事でちょっと落ち着かない駅構内を、豆田投手のどっしりとした存在感がマイルドに包み込んでくれているようです。

「近っ!」という驚きと、バスルートに潜む夜のタイムリープ感
私にとって新井薬師前駅といえば、仕事で訪れた記憶とともに、中野駅からお散歩していたら知らぬ間にたどり着いてしまった日のことが忘れられません。中野駅周辺をぶらぶら歩いていたはずなのに、「えっ、もう着いちゃった!?」と驚くほどの圧倒的至近距離(西武ライオンズっぽく)!新井薬師前駅が最寄りであっても、普段から中野駅を生活拠点にしている方が多いのも納得の近さです。
そしてもうひとつ、新井薬師前といえば、練馬駅から中野へ向かう際に使うあのバスルート。
新井薬師あたりを通って練馬へ向かう道のりには、なんだか不思議な感覚があるんですよね。秋津駅周辺で感じるような、ふっとタイムリープして「異次元の扉」に迷い込んでしまったかのような気分……。
練馬からバスに揺られて辿り着く、その「時空の歪み」の正体とは――。
実はこれ、妙正寺川や暗渠が作るくねくねとした高低差、室町時代の古戦場「江古田・新井薬師の戦い」の記憶、そしてかつての武蔵国の「郡境」を越えるという地形・地歴の重なりによるものなのだそう!
特に夜、バスの揺れに身をまかせていると、室町時代の記憶から現在へと時空を飛び越えていくような、不思議なタイムリープ感がぐっと高まります。運賃だけで味わえる、スケールの大きな「地歴アトラクション」です(笑)。

中野再開発の熱気と、数字に表れない街の懐の深さ
現在、中野駅周辺では大規模な再開発が進んでいますが、その波及効果は新井薬師前駅周辺にも及んでいます。最寄りの地価公示ポイント(中野5-6)の変動率は、なんと12.5%!西武新宿線沿線のなかでもトップクラスの上昇率を見せており、街のポテンシャルの高さが数字にもはっきりと表れています。
地下化工事によって未来へと生まれ変わろうとする街の躍動感と、歴史ある門前町の佇まい。ただの通過点ではなく、変化の熱気とノスタルジーが同居するこの居心地の良さこそが、新井薬師前という街の本質的な魅力なのだと感じます。
新井薬師前駅をご利用の際は、ぜひ南北の改札前でどっしりと構える豆田投手のポスターを探してみてください。

STATION & PLAYER DATA
新井薬師前 駅
歴史ある新井薬師の門前町であり、地下化と再開発の波が交差する進化の街。
- 駅の性格:妙正寺川の地歴と昭和の情緒を残しつつ、未来へ向けて変化を遂げる“歴史と先進の生活拠点”
- おすすめスポット:新井薬師(梅照院)/新井薬師公園/あいロード商店街
- 1日平均乗降客数(※所沢駅を除く):
20,240人(新宿線内※・19位)[対前年増減率]2.7%(新宿線内※・13位) - 最寄の地価公示ポイント:中野5-6(商業地)|95万円/㎡(変動率 12.5%)
豆田 泰志 投手
「豆直球」と称されるノビのあるストレートと、体を大きくひねって真上から投げ下ろす豪快なフォームが武器の期待の右腕。
- 背番号:70
- ポジション:投手(右投/右打)
- 出身地/出身校:埼玉県/浦和実業学園高
- 登場曲:ライオン / ベリーグッドマン

とん助手 (とんじょしゅ)
練馬育ち | 宅地建物取引士
練馬で育ち、この街の変遷や歴史(地歴)を肌で感じながら育った宅地建物取引士。
「誰もが売り込まれずに、安心して本音を話せる場所を作りたい!」という自身の経験から生まれた強い想いで、皆様の相談窓口を担当しています。
地元の細かな道から学区のブランド価値まで知り尽くす生粋の練馬っ子ならではの視点で、難しい書類や手続きも優しくナビゲート。
ブログでは、地元の愛おしい記憶を言葉に紡いでいます。
推し獅子と沿線を歩くと、街の表情が少しずつ変わっていきます。
人が街を選ぶ理由は、スペックだけでなく、どれだけ“好き”という気持ちが重なるか。
私たちが大切にしているのは、西武沿線の街への好きを育むその瞬間を、価値として丁寧に見つめ直すことです。
