不動産市場動向

東京都練馬・杉並・中野区を拠点として不動産売却・購入までサポートするむかえ不動産鑑定事務所によるブログの「不動産市場動向」カテゴリの記事です。

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不動産の有効利用を考えよう!

不動産には、全く同じものがありません。

唯一無二であり、定価もない。

それが、不動産のおもしろいところで、立地によって全く異なるものとなります。
また、同じマンションの中の1室であっても、階層や方位が異なると評価もかわります。

そして、利用する人によって、用途や価値感が違うという多様性があるのも特徴です。

そんな不動産を有効利用するということはどういうことでしょうか。

「表参道」不動産が争奪戦状態!?

以前にも増して、高級ブランドが次々と表参道に出店しているのをご存知ですか。

高級ブランドというと、銀座というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、銀座とは異なる表参道の特徴に魅力を感じるブランドが多いようです。

<エルメス><ルイ・ヴィトン><グッチ><セリーヌ>などなど、名だたるブランドが建ち並んでいます。

ある業界のアナリストは、表参道の状況を「Ginza-ification」(銀座化)と表現しているそうです。

ただ、この表参道、賃料水準は銀座と同レベルになってきているものの、商業エリアとして銀座ほどの売り上げを見込めるものではないようで……。

「表参道」という一等地がブランドの価値をUP!

銀座にはない、表参道の特徴というと、「個性」があげられます。

実は、表参道エリアには地区計画に基づいて、高さ30m以上の建築物を建てることができません。
しかも、大型ホテルやパチンコ店、劇場など娯楽にかかわるものを建てることは一切認められていないのです。

そのため、昔からの地域社会が息づいていて、軽やかなファッション志向の街というイメージが強い。

ブランドとしては、表参道に店を構えるということが重要で、表参道で利益を出せなくても、ブランドイメージを向上させ、全体として利益になる、と捉えているようです。

有効利用とは「収益性」を発揮させること

表参道の現状から、土地の持つポテンシャルと全体的な利益につなげる考え方について触れてみました。

ご紹介したケースからお分かりいただけるように、不動産の有効活用というのは、その土地のもっているポテンシャルを生かし、収益性を最大限に発揮できるように活用することです。

もし、これから不動産賃貸業を行うのであれば、人口が増えている場所を見つけることが大切。
人口が減っている都市は機能が停滞し、ますます人が少なくなっていくはずです。

また、すでに土地をお持ちの場合であれば、所有不動産の法令制限を調べた上で、そのエリアの特徴を生かした建築物を建てる必要があります。

実は、不動産鑑定士は不動産の最有効使用を判定・提案するプロフェッショナル。

総合的なアドバイスができる専門家なので、不動産の有効利用についてご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。

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