
西武沿線の各駅に息づく“推し獅子”の気配を、街歩きの目線でゆるく紐解くMY MEMORY JOURNAL番外編。
西武線沿線・練馬育ちのとん助手が、西武ライオンズが仕掛ける「圧倒的至近距離」の戦略を手がかりに、駅と街の魅力をていねいに拾いあげていく企画です。
むかえ不動産鑑定事務所は、西武ライオンズを、そして西武線各駅の街を応援しています、ということで、第5回の上石神井編、行ってみましょう。
改札を出たら菅井投手!?上石神井駅の熱すぎる「推し獅子」愛
西武沿線の各駅が「推し獅子」を掲げるなか、西武新宿線の要所・上石神井が推すのは菅井信也投手。2025年まで担当した水上由伸投手からバトンを受け継ぎました。水上投手は「上」、菅井投手は「井」……もしや駅名の「上」と「井」から選ばれたのでは!?2022年から新小金井(ここも「井」!)を担当していた菅井投手は、1軍ローテ入りを果たした期待のサウスポー。新宿線の主要駅へ堂々のステップアップです。
改札を出ると巨大パネルが並び、あたりは完全に「菅井投手ワールド」。圧巻なのは現役駅員さんの手づくりポスターです。南郷キャンプで書いてもらったサインボールとともに「肌がキレイだった」という個人的すぎる観察コメントが添えられ、絶妙なライオンズ愛が光ります。車両基地があり乗務員さんの交代も頻繁な要所だからこそ、駅全体の応援テンションもひときわ高いのかもしれません。

南北を縦断するバス網と、レトロな商店街の記憶
上石神井は電車の要所であると同時に、実は南北を結ぶバス路線網の巨大なハブでもあります。吉祥寺や西荻窪といったJR沿線から、西武池袋線、さらには東武東上線エリアまで都心を通らず縦断できる交通の要なのです。
私にとって上石神井といえば、昭和の面影を残すレトロな商店街と、甘酸っぱい高校時代の記憶。駅近くの井草高校に通っていた頃、教科書を買いに行ったのが駅前の「雄峰堂(現・オリオン書房)」でした。近所の超名門校・早稲田大学高等学院の教科書も扱っていて、なんだか少し誇らしかった思い出があります。文化祭のお化け屋敷作りで段ボールが必要になったときは、リヤカーを引いて個人商店が身を寄せ合う上石神井商店街へ。気さくなお店の人たちに温かく助けてもらいました。

開かずの踏切と、吉祥寺へ向かったあの頃
もうひとつ欠かせないのが、やっぱりバスの思い出です。高校生の頃、遊びに行くといえば吉祥寺。バスに乗って約1時間、上石神井で折り返す道のりはちょっとした旅気分でした。
当時も今も変わらないのが、駅近くの踏み切り待ち。なかなか上がらない遮断機の前で「早く通り過ぎて〜!」とイライラした時間も含めて、今となっては愛おしい街の記憶です。
要所としての利便性と、昭和の残り香が混ざり合う上石神井。改札を出て菅井投手のまぶしい笑顔に出会ったら、ぜひ少しだけ立ち止まってみてください。レトロな商店街の気配と熱いライオンズ愛が重なり合って、いつも歩いている街がほんの少し愛おしく見えてくるはずです。

STATION & PLAYER DATA
上石神井 駅
急行が風を切る街と、背番号71の真っ直ぐな躍動
- 駅の性格:早稲田の学風と昔ながらの商店街が混ざり合う、活気と親しみやすさの“急行停車拠点”
- おすすめスポット:上石神井車両基地/石神井川散策路/上石神井商店街
- 1日平均乗降客数(※所沢駅を除く):
42,584人(新宿線内※・8位)[対前年増減率]2.1%(新宿線内※・20位) - 最寄の地価公示ポイント:練馬-8(住宅地)|46万円/㎡(変動率 6.2%)
菅井 信也 投手
育成から支配下登録(背番号71)へ這い上がった強心臓と、伸びのある直球で押す期待の若手左腕。
- 背番号:71
- ポジション:投手(左投/左打)
- 出身地/出身校:山形県/山本学園高
- 登場曲:WanteD! WanteD! / Mrs. GREEN APPLE

とん助手 (とんじょしゅ)
練馬育ち | 宅地建物取引士
練馬で育ち、この街の変遷や歴史(地歴)を肌で感じながら育った宅地建物取引士。
「誰もが売り込まれずに、安心して本音を話せる場所を作りたい!」という自身の経験から生まれた強い想いで、皆様の相談窓口を担当しています。
地元の細かな道から学区のブランド価値まで知り尽くす生粋の練馬っ子ならではの視点で、難しい書類や手続きも優しくナビゲート。
ブログでは、地元の愛おしい記憶を言葉に紡いでいます。
推し獅子と沿線を歩くと、街の表情が少しずつ変わっていきます。
人が街を選ぶ理由は、スペックだけでなく、どれだけ“好き”という気持ちが重なるか。
私たちが大切にしているのは、西武沿線の街への好きを育むその瞬間を、価値として丁寧に見つめ直すことです。
