どうなる!?羽田新ルート。そして、新型コロナウイルスの不動産市場への影響は?
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何度か、このブログで取り上げてきた羽田新ルート。
新型コロナウイルスが世界のエアラインに大打撃を与えている中、ついに4月3日より運行をスタートしています。
スタートしたとはいえ、耳を澄ましてみても、あまり騒音は聞こえないような……。
3日は午後3時15分ごろから同5時55分ごろまで68の航空機が飛んだそうです。
でも、実は、新型コロナウイルスの影響により、国際線8割減となっています。
助手・とん
なるほど、減便ですよね、当然。
むかえ
新型コロナウイルスの影響で減便でも、新ルートで運行開始したことに、新ルート近くの地域住民は困惑しているみたいだね。
騒音も嫌ですけど、なにより怖いのは低空飛行に落下物。
事故があってからでは遅いからね。
その不安は当然だよね。
どれくらいの低空飛行になるのでしたっけ。
この資料をみて。
この資料は、何ですか?
国土交通省「羽田空港のこれから」より、着陸時の降下角度と高度(C滑走路の例)だね。
うわ、悪天時には、かなり低い高度を飛ぶのですね。
大井町駅付近なんて、約300m上空じゃないですか。
もう、東京タワーの333mより低い!!
好天時はもう少し高い高度となるけれど、だからといって問題がないわけではないよ。
降下角度が問題になるのだよね。
降下角度の一般的な角度は3.00°。
上の資料をもう一度見てごらん。
好天時の降下角度は3.45°となるから、急角度での着陸となってしまう。
一般的な降下角度とは、たった0.45°しか違わないと思うかもしれないけれど、この角度の差がパイロットの方にとっては急角度で、恐怖を感じるという話も。
うーーん、問題山積ですね。
むかえ
赤羽一嘉国交相は「フル運用に向けた助走期間と捉え、騒音や安全対策を徹底する」との考えを示しているよ。
羽田新ルートも問題ですが、新型コロナウイルスによる不動産市場の影響も心配ですぅ。
東京商工リサーチのインターネットによるアンケート調査では、5割強の企業がすでに影響ありと答えているし、不動産市場も影響がでることは否めないよね。
どのような影響がでると考えられますか。
大きな影響が出そうなのは、高級マンションや商業施設、ホテルなど。
今の価格の3割ぐらいまで下がってもおかしくないといわれているよ。
一方、手頃な価格の中古マンションの下落幅は低く、5%の下落で済むのではないかとみられている。
流動性の高い不動産であれば、危機の中でも購入することを選ぶからね。
これからの社会変化に不安を感じている人も、中古マンションであればリスクが低いと考えられるわけですね。
そうだね。
中古マンションは、むかえ不動産鑑定事務所でも注力している分野なので、お客さまの将来設計に最適なご提案をしたいと考えているよ。