
西武沿線の各駅に息づく“推し獅子”の気配を、街歩きの目線でゆるく紐解くMY MEMORY JOURNAL番外編。
西武線沿線・練馬育ちのとん助手が、西武ライオンズが仕掛ける「圧倒的至近距離」の戦略を手がかりに、駅と街の魅力をていねいに拾いあげていく企画です。
むかえ不動産鑑定事務所は、西武ライオンズを、そして西武線各駅の街を応援しています、ということで、第11回の高田馬場編、行ってみましょう。
「馬」がつなぐ運命の系譜と、駅員さんの深すぎるライオンズ愛
乗降客数で西武新宿線第1位を誇るメガターミナル・高田馬場。この要所が2026年に激推ししているのが、チームの誇る右腕・平良海馬投手です!高田馬場といえば、過去には平井克典投手(2022-23年)や早稲田大学出身の蛭間拓哉選手(2024-25年)が選出されてきました。数々のピンチを救った平井投手の「鉄腕」ぶりは、高田馬場駅の発車メロディでもある『鉄腕アトム』を彷彿とさせ、今なおファンの心に強く残っています(引退は本当に寂しい限りです……)。そして練馬駅からやってきた平良投手へのバトンタッチ。やはりこの街には「馬」のつく選手がよく似合います。
そんな高田馬場駅の推しっぷりは、細やかな気配りに溢れています。早稲田口の改札前には「推し獅子パネルは3階のJR乗り換え改札付近に掲出中」という親切な案内ポスターが。導かれるように3階へ向かうと、人気のスイーツ店「SWEETS BOX」の横に、B0ポスターと等身大パネルがドーンとお出迎え!ポスターの上には手作りで「平良選手 3・4月月間MVP」の文字が高らかに掲げられており、駅員さんたちが自分のことのように活躍を誇りに思っている熱い気持ちが伝わってきます。

押し寄せる人の波と、幼き日の「ポルノ噴水」事件
高田馬場といえば、JR山手線や東京メトロ東西線への乗り換えで、西武沿線に暮らす人なら誰もが一度はお世話になる街。私も池袋線と新宿線を使い分ける日常のなかで、よく通過しています。ただ、通勤時間帯の新宿線から高田馬場に滑り込む瞬間だけは、ちょっとした緊張感が走っていませんか。普段はどこかのんびりした空気が流れる新宿線なのに、ドアが開いた瞬間に乗客の皆さんの「乗り換えるぞ!」という強い意志が前面に溢れ出し、圧倒されてしまうのです。
そんな熱気あふれる高田馬場ですが、私には子どもの頃のちょっとおかしな記憶もあります。JRのホームから見えたあのお相撲さんのオブジェ。「お相撲さんだー!」と無邪気に喜んでいたのですが、実は向かいに腰をかがめた女性が佇む「ポルノ噴水」というインパクトの強すぎる作品だったと後から知り、大人になってから恥ずかしさに包まれたのも良い思い出です。

混雑の先にある、街の歴史と愛おしい日常
数多の人が行き交う乗り換えの喧騒、早稲田のカルチャー、そして駅員さんたちの誇らしげな手作りポスター。さらに高田馬場駅周辺では、駅前の広場整備や複合ビルの建設といった大規模な再開発事業も進んでおり、伝統と新しさが混ざり合いながら街全体がさらなる進化を遂げようとしています。
変わりゆく街の未来と、チームの軸として進化し続ける平良投手の躍動。ただ通り過ぎるだけのターミナルではなく、ふと立ち止まれば人の温もりと都市のダイナミズムが濃密に詰まっていることに気づかされます。この圧倒的なエネルギーと人情味こそが、高田馬場という街の本質的な魅力なのかもしれません。
高田馬場駅をご利用の際は、ぜひ3階の乗り換え改札前で、月間MVPの文字とともに誇らしく微笑む平良投手の姿を探してみてください。

STATION & PLAYER DATA
高田馬場 駅
JR・東西線と接する西武新宿線最大の要所であり、学生街の熱気とカルチャーが交差する街。
- 駅の性格:人の波と活気が絶え間なく交差する、圧倒的なエネルギーを誇る“沿線No.1ターミナル”
- おすすめスポット:BIGBOX高田馬場/早稲田通り商店街/戸山公園
- 1日平均乗降客数(※所沢駅を除く):
282,725人(新宿線内※・1位)[対前年増減率]3.1%(新宿線内※・11位) - 最寄の地価公示ポイント:新宿5-10(商業地)|513万円/㎡(変動率 11.8%)
平良 海馬 投手
160km/hに迫る重厚な直球と多彩な変化球で打者を圧倒する、球界屈指の絶対的本格派右腕。
- 背番号:61
- ポジション:投手(右投/左打)
- 出身地/出身校:沖縄県/八重山商工高
- 登場曲:Aerodynamic / Daft Punk

とん助手 (とんじょしゅ)
練馬育ち | 宅地建物取引士
練馬で育ち、この街の変遷や歴史(地歴)を肌で感じながら育った宅地建物取引士。
「誰もが売り込まれずに、安心して本音を話せる場所を作りたい!」という自身の経験から生まれた強い想いで、皆様の相談窓口を担当しています。
地元の細かな道から学区のブランド価値まで知り尽くす生粋の練馬っ子ならではの視点で、難しい書類や手続きも優しくナビゲート。
ブログでは、地元の愛おしい記憶を言葉に紡いでいます。
推し獅子と沿線を歩くと、街の表情が少しずつ変わっていきます。
人が街を選ぶ理由は、スペックだけでなく、どれだけ“好き”という気持ちが重なるか。
私たちが大切にしているのは、西武沿線の街への好きを育むその瞬間を、価値として丁寧に見つめ直すことです。
