不動産市場動向

東京都練馬・杉並・中野区を拠点として不動産売却・購入までサポートするむかえ不動産鑑定事務所によるブログの「不動産市場動向」カテゴリの記事です。

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コロナ禍で、注目を集めている市区町村はここ!

現在、新型コロナウイルス対策で、2回目となる「緊急事態宣言」が発出されています。

1回目の2020年4月-5月に発出された「緊急事態宣言」が明けた後、8月に「新型コロナの影響で、郊外の不動産のニーズ高まる?」という記事をアップさせていただきました。

あれから、5カ月。
コロナ禍で自宅の購入を考えている方たちの関心は、どの地域に向いているのでしょうか。

週刊東洋経済 2021年1月16日号の特集『徹底検証「都心VS.郊外」激動マンション・住宅』で、都心に住んでいる人たちが郊外へ民族大移動する可能性について触れています。

そこで、資料として掲載されていたのが、「SUUMO」の市区町村別PV増加率ランキングです。

新築戸建て

市区町村増加率
1千葉県八街市
168%
2横浜市中区
157%
3東京都国立市
156%
4千葉県花見川区
156%
5千葉県若葉区
153%
6神奈川県相模原市緑区
152%
7神奈川県伊勢原市
152%
8東京都小金井市
147%
9神奈川県大和市
147%
10東京都荒川区
144%
中古戸建て

市区町村増加率
1千葉県富津市
259%
2千葉県館山市
253%
3千葉県木更津市
207%
4東京都あきる野市
189%
5神奈川県逗子市
187%
6栃木県那須郡那須町
183%
7千葉県美浜区
177%
8東京都台東区
176%
9千葉県野田市
175%
10横浜市緑区
169%
中古マンション

市区町村増加率
1横浜市瀬谷区
213%
2埼玉県蕨市
170%
3神奈川県逗子市
158%
4東京都小平市
139%
5千葉県成田市
138%
6東京都青梅市
136%
7神奈川県茅ケ崎市
135%
8茨城県取手市
130%
9横浜市栄区
129%
10千葉県鎌ケ谷市
126%

[参照]週刊東洋経済 2021年1月16日号 特集『徹底検証「都心VS.郊外」激動マンション・住宅』37p

新築戸建て・中古戸建て、中古マンションのすべてに共通しているのが、千葉県・神奈川県の市区町村が多くランクインしていることがわかります。

むかえ不動産鑑定事務所の代表「向永隆則(むかえたかのり)イラストイメージ

むかえ

これは、あくまでPV(ページビュー)のランキングなのだよね?

むかえ不動産鑑定事務所 助手のとん イラストイメージ

助手・とん

そうです。
不動産情報サイトSUUMO(スーモ)上で、どの市町村の物件が閲覧されたかを昨年のデータと比較して、増加率を集計したランキングです。

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では、まだ興味を持って情報収集をしている段階と、考えられるね。

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確かに、そうですね。
そこから問い合わせをしたとか、購入をしたということではないですから。

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現在のコロナ禍で、リモートワークをしていると、都心に住む必要はない。
郊外への移住に興味はあるけれど、まだ決断する段階にないという方が多いのかもしれないね。

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今は、コロナ禍ですから、否が応でもリモートワークをしなくてはならないかもしれませんが、アフターコロナになったら、どうなるかは未知の状況です。

むかえ不動産鑑定事務所の代表「向永隆則(むかえたかのり)イラストイメージ

これまで、利便性や資産性を重視して住宅の選択をする人が多かったけど、その価値観が見直されつつあるということだね。
家でどう過ごすか、住み方の価値観の変化、多様性が進みそうです。

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